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56 あるテーマについて、自分の意見をまとめた文章を意見文というよ。でも「意見」ってなんだろう?  例えば、「環かん境きょう破は壊かいにより野生動物が絶ぜつ滅めつの危き機きにある」というテーマで意見文を書くとき、「動物がかわいそうだ」というだけでは作文にすぎない。意見文は、自分の感じたことや思ったことを書く作文とは違ちがい、テーマに対する自分の「考え」や「主張」を書く必要があるんだ。だから、先ほどのテーマなら「生態系けいのバランスが崩くずれると人間にとっても住みにくい環かん境きょうになるので、野生動物を守っていかなければならない」という主張を述べる必要があるんだね。 しかし、自分の意見を持つのは簡かん単たんじゃないし、急には思いつかないこともある。自分の意見を持つためには、日ごろから身近な出来事などについて「どうして?」「自分ならどうする?」と疑ぎ問もんを持ったり考えたりする習しゅう慣かんが大切なんだ。例えば、地球温おん暖だん化で水すい没ぼつする国があるという新聞記事を読んだとしよう。そのとき、「へえ、大変なんだ」「その国の人はかわいそうだな」と思うだけではなく、もう一歩踏ふみ込こんで、「地球温おん暖だん化の原因はなんだろう?」「もし私わたしがそこに住んでいたらどうするべきだろう?」というように、問いかけながら考えてみよう。 すぐには答えが出ないかもしれない。でも、そうした問いを忘わすれずにいれば、いつか答えが見つかるかもしれないね。また、自分が疑ぎ問もんに思ったことに関連する新聞記事や本などを読んでみると知識も深まり、そのテーマに対する見方も広がっていく。そうした知識や経験が自分なりの意見を作っていくんだ。 何も難むずかしいテーマばかりでなくていい。例えば、面おも白しろかった映えい画がのこと、友だちから借りた本のこと、テレビを見て興味を持ったこと、家族との会話の中で出てきたことなどがテーマでもいいよ。常に疑ぎ問もんを持って考える習慣を付けることで、自分の意見をまとめて伝えることが得意になっていくはずだ。 では、今月号の記事の中から気になった内容について、「どうして?」「自分ならどうする?」と考えたことをメモしてみよう。作文身の回りの出来事について、自分なりの意見を持とう。イマトキ先生次の問題から一つを選んで、原げん稿こう用紙に自分の意見を600字以内で書いてみよう。① 「温おん暖だん化を防ぐため自分たちにできること」という題名で、あなたの意見を書きなさい。② 途と上じょう国の森林破は壊かいを防止するために日本の私わたしたちにもできることは何か、あなたの意見を書きなさい。?自分の意見を持とう?●?どうして???自分ならどうする??と感じたこと。