ブックタイトル今解き教室L2サンプル

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葉市動物公園の獣じゅう医い師し堀ほり泰や す洋ひ ろさん(32)は、2013年夏から2015年春まで、青年海外協きょう力りょく隊た い員いんとして、ケニアで環か ん境きょう保ほ全ぜんに関かん連れ んする活動に取り組んだ。 インパラが歩き回る野生動物保ほ護ご区内の飼し育いく施し設せつで、来園者のガイドを担た ん当と う。「チーターとヒョウの違ち がいは?」などと問いかけながら、動物の特と く徴ちょうを説せ つ明め いした。 日本での経け い験け んを生かし、現げ ん地ち の飼し育いく員とガイドの練習をし、飼し育いく員のウガンダ視し察さつも行った。学校での出しゅっ張ちょう授じゅ業ぎょうもし、生せい態た い系けいを守るための環か ん境きょう教育に取り組んだ。「世界が広がった」経けい験け んだった。 今につながるきっかけをくれたのは、中学生の時に飼か っていた犬の「ゴン」。雑ざ っ種し ゅで茶色のオス工く夫ふうしてを取るのが面白い」と思った。 獣じゅう医い師しを志こころざし、大学で学ぶ中で、「自し然ぜん保ほ護ごに関かかわりたい」と考えた。環か ん境きょう教育や種し ゅの保ほ存ぞんの機き能のうも持つ動物園は、「楽しみながら学べる魅み 力りょく的てきな場所」。08年から千葉市動物公園で働はたらいている。 帰国した今、「日本の動物園が発はっ展てんして世界の自し然ぜん保ほ護ごに役立たないと。千葉市動物公園を、地元にも世界にも開かれた園にしていきたい」との思いを胸む ねに、仕事をしている。(2015年12月1日掲けい載さい)きっかけは中学生の時にかっていた犬の「ゴン」堀ほり 泰やす洋ひろさん(32歳)動物が好す き、という人は、一度は憧あこがれる獣じゅう医い師しという仕事。動物たちを通して、世界の自し 然ぜんを守ろうと、大きな夢ゆめを持つ獣じゅう医い師しさんを紹しょう介かいします。育飼だった。「言葉を話さない動物と、コミュニケーション飼千 動物専せん門もんの医い師し。牛や馬などの畜ちく産さん動物や、ペットとして飼か われている犬や猫ねこ、小鳥などの治ち 療りょうをする。病院を自分で開くほか、家か 畜ちくの診しん療りょう所で働いたり、動物園や水族館、競けい馬ばの厩きゅう舎しゃなどでも活かつ躍やくする。また、肉や卵たまご、乳にゅう製せい品ひんなどの安全性せいを検けん査さしたり、野生動物を保ほ護ごするための公こう的てき機き 関かんなどで働はたらく獣じゅう医い師しもいる。獣じゅう医い師しになるには、大学で6年間の獣じゅう医い 学を学んで卒そつ業ぎょうしたのち、獣じゅう医い師し国家試し験けんに合ごう格かくして獣じゅう医い師し免めん許きょを取らなければならない。動物は言葉をしゃべることができないので、動物の行動や習しゅう性せいについて深く知り、動物の気持ちを想そう像ぞうし、くみ取れるようになることが必要だ。獣じゅう医い になるには…上/災さい害がいに備そなえて、ペットを連つ れての避ひ 難なん訓くん練れんで模も擬ぎ検けん診しん=2015年10月、静しず岡おか下/ケガをしていた絶ぜつ滅めつ危き惧ぐ種しゅのシマフクロウを治ち 療りょう後ご 、放鳥の前にGPS装そう置ち を付ける獣じゅう医い師し=2014年10月、知しれ床とこ31