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生物多た 様よう性せ いの危き機き 豊ゆ たかな自し然ぜんや生き物たちのにぎわい(生物多た様よう性せい)が、人間の手によって失うしなわれつつある。動植物は次々と絶ぜつ滅め つに追お い込こ まれ、急きゅう激げきな自し然ぜん破は壊かいは、人間の暮く らしをも脅おびやかし始めている。生物多た様よう性せ いを守っていくために必ひ つ要よ うなことは何だろう。 工業の発はっ達たつや人口増ぞう加か に伴ともなって、乱らん開発や木々の乱らん伐ばつ、動物や魚の乱らん獲かく、環かん境きょう汚お 染せんなどが、生き物たちを脅おびやかしてきた。自し然ぜんへの配はい慮りょに欠かけた人間の活動原げん因いん問題乱らん伐ばつ環かん境きょう汚お 染せん乱らん獲かく 20世せい紀き に入り、世界の人口が急きゅう増ぞうすると、食しょく料りょうや燃ねん料りょうなどを確かく保ほ するために大規き模ぼな森林伐ばっ採さいが進んだ。地球で最もっとも多様な動植物が生息するといわれるブラジルのアマゾン川流りゅう域いきの熱ねっ帯たい林は、過か去こ30年で日本の約やく2倍の面めん積せきが失うしなわれたといわれる。 工業の発はっ達たつによって、工場から出る煙けむりや汚よごれた水が大気や海を汚お 染せんした。日本でも1950年代からの高度経けい済ざい成せい長ちょう期に、環かん境きょう汚お 染せんや公こう害がい病が発生。近年は経けい済ざいが急成せい長ちょうしている発はっ展てん途と 上じょう国で汚お 染せんが進む。 食用にしたり毛皮などを取ったりするために、人間は動物や魚ぎょ介かい類るいを乱らん獲かくし、多くの動植物を絶ぜつ滅めつに追いやってきた。日本人になじみの深いマグロやウナギも急速に減へ っている。 生せい態たい系けいがゆがめられた結けっ果か 、多くの生き物が絶ぜつ滅めつの危き機きに追お い込こ まれている。自し 然ぜんのバランスが崩くずれたことで自し然ぜん災さい害がいは増ぞう加か 。地球温おん暖だん化につながる二に酸さん化か 炭たん素そ も増ふ えており、人間への影えい響きょうも深しん刻こくだ。地球温おん暖だん化水すい質しつ悪化による被ひ 害がい人間の活動が生せい態たい系けいを破は壊かい 工業の発はっ達たつや自動車の普ふ 及きゅうで、石油など化石燃ねん料りょうが大たい量りょうに使われるようになり、二に 酸さん化か炭たん素そ の排はい出しゅつ量りょうが増ふ えて地球温おん暖だん化が進んでいる。北ほっ極きょく海の氷は、過か去こ30年ほどで日本の10倍の面めん積せきが解と けたとみられる。暖あたたかい海の魚が北上して生せい態たい系けいを乱みだすケースも、各かく地ち で確かく認にんされている。 工場や鉱こう山ざんからの有ゆう毒どく物ぶっ質しつが原げん因いんで、水みな俣また病などの公こう害がい病が発生。生活排はい水すいに含ふくまれる洗せん剤ざいや、工場排はい水すいに含ふくまれる成せい分ぶんを栄えい養ようにしてプランクトンが大たい量りょう発生する赤あか潮しおが起き、魚が大たい量りょうに死ぬ被ひ 害がいも出ている。魚の産さん卵らん場所となるサンゴ礁しょうも、死し 滅めつが進んでいる。Memo Memo22