ブックタイトル今解き教室L2読解サンプル

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概要

今解き教室L2読解サンプル

読解1【森林の役やく割わり】 森林は多くの生物のすみかとなり、人間にも木材やキノコ、果実などの恵めぐみをもたらす。また、雨を蓄たくわえ、洪こう水ずいや水不足を防ぐ。光合成によって大気中の二酸化炭素を吸きゅう収しゅうし、酸素を出すことで、地球温おん暖だん化を防ぐ働きもある。みてみよう報道写真 ?P3特集 ?P18世界地図 ?P30世界で進む森林破は壊かい日本では森林蓄ちく積せき量が増加観光客たちでにぎわう比ひ叡えい山ざん?京都府、滋し賀が県?は、100年ほど前は、はげ山同然だった。比ひ叡えい山ざんだけではない。里山と呼よばれる、人々が暮くらす周辺の山では、全国で似たり寄ったりの光景が広がっていた。日本では、縄じょう文もん時代の終わりに農耕が始まるとともに、森林の減少が始まった。特に戦国時代から江え戸ど時代にかけて、人口は3倍の約3千万人に膨ふくれあがり、人々を養うために、より多くの農地や燃料を必要とした。化石燃料が普ふ及きゅうする最近まで、山の樹じゅ木もくを薪たきぎや炭にし、燃料として利用していたのだ。明治時代に入ると、さらに森林の過か剰じょうな利用が進んだ。日本の森林が最も荒あれていた時代とみられる。明治政府は危き機き感を覚えたようだ。1897年には、ヨーロッパを参考にして森林法ができ、水すい源げんの確保などの目的で伐ばっ採さいを規制する制度も確立した。太平洋戦争で森林の乱らん伐ばつが進んだが、戦後復興のため、人工林を広げる●上の記事を読んで後の問いに答えなさい。比ひ叡えい山ざんもはげ山だった2010年12月2日掲けい載さい警けい察さつが押おう収しゅうした、違い 法ほう伐ばっ採さいによる丸太が7.5㌔にわたって並ならんでいた=インドネシア・リアウ州、2007年9月撮さつ影えい1 2 3 4 日本で森林の破は壊かいが最も進んでいたと考えられている時代を答えなさい。また、その時代までに、森林の破は壊かいが進んだ理由を説明しなさい。2 3 4 5 6 7 8 9「焼き畑農業」は昔から世界各地で行われてきた農業ですが、近年、森林破は壊かいの原因になっています。その理由を、ラオスの例を参考に答えなさい。1 2 3 4 5 6 7 8 9太平洋戦争後、日本の森林蓄ちく積せき量はどのように変化したか説明しなさい。また、その変化の理由を語注も参考に書きなさい。●変化の理由● 破は壊かいが進んだ理由●森林の破は壊かいが最も進んでいた時代 ●どのように変化したか36