ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

今解きL1サンプル

60°世界地図世界の森林の現げん状じょう 世界の森林面めん積せきは約やく4千万km2で、地球の陸りく地ち の3割わりを占し める。だが、森林の破は 壊かいは急速に進んでいて、過か去こ20年間に135.2万km2も減げん少しょうした。1分間に東京ドーム2.8個こ分の森がなくなった計算だ。世界の森林で何が起きているのか。森林認にん証しょう制せい度ど とは 森林破は壊かいを防ふせぐための取り組みの一つに、森林認にん証しょう制せい度どがある。きちんと管かん理りされている森林であることを、第三者機き関かんが認みとめる制せい度どだ。その森林から生せい産さんされた商品にはエコラベルをつけ、消しょう費ひ者に選えらんで買ってもらえるようにする。 森林資し源げんは、石油などの資し源げんと違ちがい、自し然ぜんの回かい復ふく力を上回らないように気をつけて利り用ようすれば、繰くり返かえし何度でも利り用ようできる。そのため持じ続ぞく可か能のうな林業を広めることが、森林を守ることにつながる。 代表的てきな機き関かんとしては、1993年に発足した「森林管かん理り協きょう議ぎ会」(FSC)があり、日本国内の34カ所の森林が認にん証しょうを受けている。日本でも2003年、「緑の循じゅん環かん認にん証しょう会かい議ぎ(SGEC)」が設せつ立りつされた。 ただ、森林認にん証しょう制せい度どは、まだ日本ではあまり消しょう費ひ者に知られていない。制せい度どを森林保ほ護ごに役立てていくためには、エコラベルの意味を、より多くの人に知ってもらう取り組みが欠かかせない。2014年夏、カリフォルニア州では1日数十件のペースで山火事が発生し、8月半ばまでに東京23区の1.5倍にあたる面めん積せきが焼や けた。「500年に1度の干かんばつ」といわれるほど乾かん燥そうしていたことが、山火事が増ふ えた原げん因いんの一つだ。カリフォルニアの山火事アメリカ世界最さい大だいの熱ねっ帯たい林が広がるアマゾンは現げん在ざい、地球上で最もっとも森林破は 壊かいが進んでいるとされる。切り出された木もく材ざいが輸ゆ 出しゅつされるほか、跡あと地ち は大豆畑や牛の牧ぼく場じょうへと姿すがたを変えている。違い 法ほうな伐ばっ採さいも多く、人工衛えい星せいを使って取と り締し まっている。アマゾンの熱ねっ帯たいブラジル 林30