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概要

今解きL1サンプル

日本では野生のシカが増ふ え、木の枝葉や皮、下草を食べてしまう食しょく害がいが問題になっている。食しょく害がいにあった木は枯か れてしまうこともある。林業や農業に被ひ 害がいが出るだけでなく、森林の土が流れ出してはげ山になり、多くの生き物がすみかを失ってしまうことにもなりかねない。日本では戦せん後ご 、植林が進み、木の体たい積せきでみた森林資し 源げんは大きく増ふ えた。だが、外国産さんの安い木もく材ざいが大たい量りょうに輸ゆ 入にゅうされ、国こく産さん材ざいは生せい産さん量りょうが減へった。また、林業をする人も減へ り、手入れをされないまま、放っておかれ、荒あれる森林が増ふ えてしまっている。森林が水を蓄たくわえる役やく割わりを果は たさなくなり、雨の降ふ らない日が続つづくと、川の水が少なくなって、水不ぶ足そくが起きやすくなる。また、雨と一緒に川に土ど 砂しゃが流れ込むので、川や海がにごってしまい、川の魚や、海のサンゴが生きていくのが難むずかしくなる。水不ぶ足そくや水すい質しつの悪化荒あれる森林シカの食しょく害がいも対たい 策さく木を切った跡あと地ち には必ず植林をし、森林に戻もどすよう求もとめる法ほう律りつを各かっ国こくがつくる。また、日本の協力で、人工衛えい星せいを使って違い 法ほう伐ばっ採さいを見つける仕組みを採と り入い れた国もある。こうした仕組みを世界に広げ、違い 法ほう伐ばっ採さいをなくす。林業で働はたらく人を増ふ やすために、必ひつ要ような技ぎ 術じゅつを身につける学校をつくる。また、林業を手伝うボランティアを増ふ やし、荒あ れた人工林の手入れを進める。そのために、山での作業に必ひつ要ような技ぎ 術じゅつを教える講こう習しゅう会を自治体が開く。トイレットペーパーやコピー用紙は、古紙をリサイクルした再さい生せい紙し を使う。自然を壊こわさないやり方で林業を行っている森林の木から作られた商品には、エコラベルがついており、こうした商品を買うことも森林を守ることにつながる。貧まずしい発はっ展てん途と 上じょう国でも、森林を守る取り組みができるように、先進国が必要なお金を援えん助じょする仕組みをつくる。森林破は 壊かいを防ふせぐことは、地球温おん暖だん化の防ぼう止し に役やく立だ つので、先進国の利り 益えきにもなる。国や自じ治ち体が公共施し 設せつを造つくる時は、積せっ極きょく的てきに木もく造ぞう建けん築ちくにする。役所や学校の備び 品ひんにも、木の家具を増ふ やす。木もく造ぞうの家を建た てる人や、木もく製せいの製せい品ひんを作る会社に補ほ 助じょ金きんを出す。森林の現げん状じょうについて学び、実じっ際さいに山登りやハイキングに出かけて、森林に親しむ。森林の大切さや価か値ちを知ることが、森林を守っていくことにつながる。植林を進め、森林をつくる林業で働はたらく人を増ふやす環かん境きょうに優やさしい商品を使う途と上じょう国の森林保ほ護ごを支し援えんする国産材ざいの利り用ようを増ふやす自然に親しみ、森を大切にする国レベル個人レベル日本海外27