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概要

今解きL1サンプル

森林の働はたらき 日本の国土の3分の2を占しめる森林。昔から、日本人の暮くらしのそばには里山と呼ばれる森林があり、人々はそこからたきぎや山さん菜さい、キノコなど、様々な恵めぐみを得えてきた。こうした燃ねん料りょうや食しょく料りょう以外にも、森林は私わたしたちの生活と密みっ接せつにつながっている。森林の働はたらきをみてみよう。木もく材ざいや紙の原げん料りょうのパルプ、キノコや山さん菜さいといった食しょく料りょう、たきぎや炭といった燃ねん料りょう、肥ひ 料りょうとして利用できる落ち葉などをもたらしてくれる。木材やキノコをもたらす「森は海の恋こい人びと」と呼よ ばれるように、森の土から栄えい養よう分を含ふくんだ水が川に流れ出し、海のプランクトンを育て、魚にえさをもたらす。魚を育てる図説里山とは森林と人々の暮く らしが接せっする場所は「里山」と呼ばれる。集落や田畑があり、小川が流れ、周まわりにはコナラやクヌギなど広こう葉よう樹じゅの森や、人がスギやヒノキを植えた人工林が広がる地ち 域いきのことだ。人があまり入らない奥おく山やまと都市の中間にあり、日本の国土の約やく4割わりを占し めている。24